津田裕絵がデビュー初Vに王手！

5日目は準優勝戦が行われた。10Rは枠なり3対3の進入隊形。全体的に遅めのスタートとなり、コンマ16の2コース中村桃佳と、コンマ19の6コース高田ひかるが少しのぞいた。インから先マイに出た津田裕絵に対し、中村が内を差す。スリットで伸びたカド土屋千明のまくりは落合直子と競り合いになって不発に終わり、BSは津田と中村で一騎打ちの状態に。続く2Mは内有利に中村が先に回るも流れ、開いた内懐を差した津田が単独首位に立った。続く2周1Mで中村を振り切った津田が1着、中村は惜しくも2着に敗れた。3着には高田が入った。

11Rも枠なりの3対3。インからコンマ04のSを決めた川野芽唯が、他艇を寄せ付けない逃げを披露。1M握って回った藤崎小百合が2着、二番差しの浜田亜理沙が3着で続いた。

12Rも3対3の枠なり進入でスタート。スロー勢の長嶋万記、遠藤エミ、小野生奈が綺麗な横並びとなり、1号艇・長嶋が1Mを先マイ。小野がツケマイに出るも届かず、長嶋が逃げ切った。小野が2着、遅れ差しから捌いた竹野未華が3着に入線した。

優勝戦の1号艇は予選トップ通過の津田が手にした。スタートに甘さはあるが、それを補う強力なパワーを有している。特に中間速に優れた実戦向きの足なら、念願のデビュー初優勝も十分だろう。

長嶋は鋭く仕掛けて捌き勝負。川野も今節は「Sは分かっている」と言うなら、手の合うセンターで面白味はある。カドに構える中村も節平均S12なら魅力。小野はその中村の仕掛けに乗じたい。藤崎は前競りを突いて2、3着あたりが一杯か。