辻栄蔵がV戦絶好枠を手中！

新機・新艇・新ペラシリーズ第2戦、準優制で4日間の短期決戦「第5回トータリゼータエンジニアリング杯」は、準優3個レースをメインに3日目を迎えた。

連日万舟が飛び出す波乱のシリーズとなった準優10Rの進入は、枠なりに3対3。イン山口裕二がコンマ05のトップタイSを踏み込み1M先取った瞬間、4カド山田哲也が同じくコンマ05のSからダッシュ軽快に伸びて、全速のまくり差しから2コース差した横澤剛治を押さえてBS飛び出し首位をキープ。山口が態勢を立て直し猛追も、2番手がいっぱい。地元で気合の走りを展開する岡谷健吾を振り切った横澤が3番手をキープ。山田→山口→横澤の上位隊形で決着。2連単4-1、1340円は5番人気。3連単4-1-2、2800円は9番人気で、山田と山口がベスト6入りを決めた。

続く準優11Rも進入で動きはなく枠なりの3対3。イン坪井康晴が、S後伸びて1M先取り首位確保。2コース差した藤井徹が2番手を好追。4カドから差した川上剛が、前半3Rの転覆事故を感じさせない軽快な追い上げから、2周2Mで汐崎正則の内へ舟を運んでかわし3番手に浮上。坪井→藤井→川上の上位隊形でゴールイン。2連単1-2、310円は2番人気。3連単1-2-4、870円も2番人気で、坪井と藤井がV本番にコマを進めた。

最終12R準優でも進入は枠なりの3対3。4カド飯山晃三がダッシュ伸びて外マイに出たが、インの辻栄蔵が受け止め先マイから首位独走。飯山も2M外マイから2番手を確保。道中追い上げた赤峰和也が3番手に浮上して、辻→飯山→赤峰の上位隊形でゴールイン。2連単1-4、510円は3番人気。3連単1-4-5、3870円は12番人気で、辻と飯山が優出を決めた。

予選得点1位通過の辻がV本番1枠に陣取り、S先手でVを狙う。予選2位通過の坪井は好位から角度鋭く切り込み、BSどこまで迫るかがVの行方を左右してきそうだ。

なお、本吉正樹は3Rで妨害失格(急転舵)となり賞典除外となった。