水摩敦が6戦4勝と好調！

「オレンジリボン運動支援競走 スポーツニッポン菊花杯」は3日目が終了。万舟券は3Rの1本にとどまり、配当的には平穏な一日となった。

2日目までの得点率トップだった石田章央は6着と大敗を喫し、萩原秀人は1着と4着を連日繰り返すなど、主力勢の成績には安定感がない。渡邉英児と深谷知博も3日目を終えて未だに白星なし。機力に劇的な良化も見られず、低空飛行のままだ。

そんな中で水摩敦だけは6戦5連対と好調。得点率トップに躍り出た。2日目は「全部(の足)が気になったし、ズレている」と調整の必要性を訴えたが、3日目は「(連勝した)初日のセットに戻したら良かった」と機力回復に成功。「勝率を思えば十分戦えるし、上位の数基の中の1つですよ」と自信を持っている。4日目は4、1号艇での登場。予選トップ通過へ、連勝を狙う。

エース機・桑原将光は3Rで4着に敗れて人気に応えられなかったが、後半7Rは展開を捕らえてまくり差し。今節4勝目を挙げた。「ずっと乗りづらかったのでペラを調整した。乗り味に関しては今節で一番良かったですよ」と好結果に満足。「それでも伸びは絶品で、どこまでも伸びていく感じ。これはダッシュ向きですね」と伸び型を強調する。4日目12Rでは機力を仕上げた水摩と直接対決。どちらに軍配が上がるのか、注目だ。

2日目を連勝した安東幸治が2着2本と連対記録を伸ばした。「ペラの形にクセがあって、展示で開いてしまうのか、本番で感触が大きく変わってしまう」とレース後は常にペラ小屋にこもっている。後半12Rでは先行する田山和広を捕らえる逆転劇を演じて「回転を止め気味に叩いたのが良かった。行き足は落ちたけど、レースがしやすかったですね」と調整に正解が出た。得点率は4位まで上昇しており、準優1号艇を目指して4日目も好レースを展開する。