渡邉英児が逆転でV戦絶好枠へ！

中止順延を挟んでの予選ラスト、2日目終了時点まで得点率トップにつけていた平石和男は3日目2、3着。1、3着とした渡邉英児が僅差で平石をかわして予選首位通過。妹尾忠幸も着位差で平石を逆転し2号艇でファイナルに進出。平石はファイナル3号艇。芝田浩治は4、4着でポイントを伸ばせず、ボーダー下からは今井貴士、藤田靖弘、三好勇人が逆転で優勝戦に駒を進めた。

江戸川初優出となった三好以外は初日の江戸川選抜戦と同じ顔ぶれとなった優勝戦。機力的には自他共に認める抜群足の妹尾が1強で、他の5人は中堅から中上程度という気配。その妹尾が2号艇から1Mどんなレースをするかで展開も大きく変わりそうなラストバトルとなった。

優勝の行方を左右するキーマンとなりそうな妹尾は「足はこの中でも一番いい」とキッパリ。1Mの戦法に関しては「特訓とかで渡邉さんとの伸びの加減も見てから考える」とのこと。特訓だけでなくスタート展示での気配も参考となりそうで、直前の気配にはより一層の注目が必要に。

一方、その妹尾らを受けて立つ立場となる渡邉は「前検よりは全体的に上向いて出足は中の上、伸びは普通」という自己評価。「スタートはスローの方が分かるし10全速が目標」と話していたが、隣が超抜足の妹尾なら最低でも妹尾と互角のスタートを決めておかないと苦しい展開となりそう。逆に妹尾を差し回りにできれば、優勝のチャンスが大きく広がることに。

「2日目にミスしているし、しっかり展開を見て」と話すのは平石だが、こちらもレースの巧さにかけてはメンバー屈指。勝てば2003年関東地区選以来となる当地では久しぶりの優勝に向けて「足的には十分チャンスがある」と腕を撫す。また今井以下ダッシュ勢も外枠を苦にせぬ攻撃力を装備。展開に注文はつくが、1Mが乱れる形になれば大駆けがあっても不思議はない。