重野哲之が完全Vに王手！

吉田隆義、安田政彦と、外枠選手がコースを動きそうな優勝戦となった。一番のポイントは進入争いになりそうだ。地元の吉田は、「いつも通りひとつでも内へ。入れてくれなくてもダッシュはないし、西村(豪洋)の外枠だけどマークすることもない」と。これに対し安田も、「5スローかな？」とポツリ。

こうなると中枠勢の対処の仕方も気になる。「2コースから。ダッシュはあまり考えてない」と、三角哲男は枠主張で応戦。高橋英之は「柔軟にいきます。どこからでもレースはできるようにしておく」と明言は避けた。

地元の西村も一発狙っている。「何コースになってもカドがいい。単騎だったら6コースでもいいし…。隆義さんが面白い進入にしてくれるだろうし、安田さんがマークしてくれそうな気もするし…」と。

そんな5選手とは関係なく、イン逃げで完全Vに挑むのが重野哲之だ。優勝メンバーを見渡し「深いところからの練習をしておく」と、深インは覚悟を決めた様子。「足は今日(3日目)が一番良かった。良過ぎてSが怖くて全速でいけなかったぐらい。いつもと同じように起こしても景色が早いんですよ。足はこれでいいので、あとはSだけ」と。重野が完全Vと成るかは、Sが決まるかにかかっている。