琵琶湖
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吉川昭男が愛する地元で人生初の完全V達成!!
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一般戦シリーズ「オールニッポン選抜戦」の優勝戦は、気温こそ30度前後まで上昇する暑い日となったが、心配された雨も降ることなく風も微風で、まずまずのコンディションで行われた。
しかし、天候がどうあれ前売り時点から圧倒的支持を集めたのが“琵琶湖の競艇番長”こと、地元の吉川昭男。ここまで10戦10勝と完璧な内容でシリーズをリードしてきたが、相棒の36号機は6月の初下ろしからこれで3場所連続優出を記録。しかしそのパワーは間違いなく今節が1番で、昼間に行われた優勝戦出場選手公開インタビューでも、吉川以外の選手からは口々に「吉川さんには敵わないと思いますが頑張ります」というニュアンスのコメントばかりで、なかには「吉川さん、頑張ってください。応援しています」という熱い?メッセージまで飛び出し場内を沸かせた。
そして優勝戦。淡々と枠なり3対3で進入隊形は固まるも、スタートでは奇数3艇が1艇身弱残しのスタートを決めたのに対し、偶数艇がやや遅れをとるデコボコした隊列でスタートが切られた。アジャストしながらもコンマ10のスタートを決めた吉川がインから先制。この時点で早くも“勝負あり”ムードが濃厚に。あとはお決まりの“2位争い”となり、ここでも激しい攻防となったが、最終的に4コースの菊池峰晴と6コースの繁野谷圭介という比較的人気薄だった2選手が2、3着となり、絶対本命の吉川が人気に応えるも3連単は1-4-6で4,530円(16番人気)となかなかの配当が飛び出した。
今年2度目、通算43回目の優勝が選手人生で初となるパーフェクトVとなった吉川だが、愛してやまない地元水面と地元ファンの前で達成したことが何より嬉しかったはずで、レース後は「水神祭」の準備のため慌ただしくその場を後にした。