須藤博倫が予選をトップで通過！

追い風で気温はオープニングから30度オーバーと、真夏の陽気の中で争われた4日目。各レースで予選突破に向けて激しいバトルが繰り広げられた。1号艇は6勝2着1本の7連対。3連単万舟券は3本という結果だったが、本命サイドの決着も多かった印象だ。

前日まで得点率トップで並走していた須藤博倫と三嶌誠司は両者相譲らず。須藤が抜きと差しで連勝。三嶌はまくりで白星を挙げた。この結果、予選6走の須藤が三嶌を僅差で上回り、予選首位通過を決めた。2位は三嶌で、この両者に11R、2Mで渾身のターンを決めた飯山泰を加えた3人が準優の1号艇を手にした。

地元からは飯山の他に、齊藤仁、永田秀二、三角哲男、若林将、桑原将光の6人が予選を突破したが、熊谷直樹は4日目前半戦での負傷のため途中帰郷に。また、ドリーム組では熊谷のほかに、田村隆信や村越篤が予選を突破できなかった。

5日目は準優がメイン。12Rの1枠に座るのは須藤。足の仕上がりにはかなりの自信を持っており、パワーの良さがそのままレースでの余裕に繋がっている印象。準優12Rは水面条件的に強めの追い潮に加えて追い風も吹きそうで、落としすぎず握りすぎずの冷静な立ち回りが要求されるが、エンジンパワーを信頼して優勝戦1枠への予行演習としたいところだ。

準優11Rの三嶌は、2015年の当地周年で予選トップ通過を果たしながら準優でフライングに散った苦い経験がある。仕上がり自体はこちらも万全、今節は予選5走中4度0台スタートが決まっているが、今節初のインとなる準優でも今まで通りの仕掛けをできるかどうかが優出への最大のポイントとなるだろう。

準優最大の激戦区は10R。平尾崇典、齊藤、守田俊介らレース巧者を相手に、1枠に座るのは飯山。4日目のイン戦は作間章の強攻に1Mでヒヤリとさせられたが、2M巧旋回で挽回して準優1枠をゲット。今度こそインからすっきり逃げて、地元で優勝戦一番乗りを決めたい。