常滑
常滑
市川哲也が1年8ヶ月ぶりの優勝!!
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追い風1m、波高0cmと波乱が起きにくい水面だったが、やはり最後も市川哲也は強かった。5日目終了時点では、エンジンは決して仕上がっているとは言えなかった。これに開き直った市川は、「人のことを気にしても仕方ないので、一番感触の良かった2日目後半を目指して調整する」と、現状でのベストを目指した。これが功を奏したか、今まで分が悪かった伸びでも、S展示からそこまで相手に出られる気配がない。展示タイムも西山昇一、山室展弘に微差で3番目のタイムを出した。これでいける、という感触はあったはずだ。スリットで先行することはなかったが、コンマ14のSを全速で決めれば問題ない。あとはしっかり回るだけ。そして、1マークも隙を与えず全速で回ると、1年半以上ぶりの優勝をつかんだのだ。
常滑はまさに相性のいいプール。2年前の一般戦でも優勝を飾っているが、昨年の周年でもベスト6入りを決めている。この時、話していた言葉が頭に浮かんだ。「今は絶不調で、A1から落ちるかと思っていた。でも、この記念優出をいいキッカケにできそう」。結果、その期は6.34でA1にも踏みとどまった。今回のこの優勝も今年の後半戦へ向けていい流れになるはずだ。マスター世代に突入した市川だが、これからも電撃Sを武器にたくさんの活躍を見せてくれるに違いない。