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「展示タイムから出てくれない」と足に苦労していた東本勝利。最後の整備でギヤケース交換に賭け、タイムはほぼ一緒レベルとなった。
優勝戦はインから鈴木裕隆、東健介、そして東本がスローへ。奥へ引いたのが橋本久和、吉村正明、淺香文武となった。ほぼ横一線のスリットから鈴木裕が先マイ。そこへ鋭くまくり差しを放ったのが東本。角度的には「入った！」と思われたが…。良くなったとはいえ鈴木裕は節イチを自負する仕上がりだった。バックあと一歩のところで振り切られ次位確保が精一杯に。鈴木裕がそのまま周回を重ね、デビューから14年と1ヶ月、21回目の優出にしてようやく初優勝を達成した。
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2011年より掲載していた現役レーサー西村美智子のブログがコラムコーナーにてリニューアル。
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