土屋智則が当地初Vへ気合十分！

5日目は2つの準優と、その同枠戦がメーンで争われた。同枠戦は1枠で人気を集めた市橋卓士、土屋智則がインから逃げ切り白星。6Rは市橋、佐々木和伸と内枠両者が上位を独占して本命決着となったが、7Rは人気を下げていた宮野仁が2着に入って万舟券決着となった。準優でも1枠勢が共に逃げ快勝。ただ、2着には共に前半戦で5着だった吉田健太郎、徳増秀樹が入り、3着は6着に敗れていた新藤哲三、松下一也が入線と、2、3着は前半とまったく異なる結末に。この結果、ファイナルは1枠から土屋、市橋、徳増、吉田、新藤、松下という並びになった。土屋、市橋、新藤は江戸川初Vをかけての一戦となる。

イン土屋は近況の江戸川優勝戦で惜敗が続いてるだけに、「またチャンスがきたし、優勝したい」と気合は十分といった表情。その土屋だが「足は上位と言っていい」と仕上がりには納得の様子。唯一、不安点として挙げるのは「徳増さんが捨て身で攻めてくると飛びつきそう。それだけが怖い」とのこと。同枠戦、準優と2コースから握った徳増の攻めはきっちり封じたが、更に角度がつくセンターから思い切ってこられると5日目と違った結末になる可能性も。

また、カドには4日目もトップスタート連発で見せ場十分の走りを見せた吉田の存在。この吉田も「4コースならスタートを行ってやろうって気になる」と得意の位置で気合は十分。そして、その吉田の隣には伸び抜群の新藤がいるが、優勝戦の枠番を確認して吉田の隣と知ると「(展開的に)面白いね」とニヤリ。このあたりのインとセンター勢の攻防が優勝の行方を占う上での肝となりそうだ。