メイン戦を制した清水敦揮が唯一の連勝発進！

「第42回スポーツニッポン杯」の初日は追い風、追い潮という中で行なわれた。水面条件的には内枠有利となり、1号艇は8勝2着1回の9連対。2号艇も勝ち星こそ1本のみだったが2着は6本の7連対と、セオリー通りのレース傾向となった。

そんな中で万舟券は3本飛び出したが、そのうちの1つが初日メーンの江戸川選抜戦。このレースの時間帯だけ下げ潮が一気に強まって、風と潮がぶつかる中での戦いに。勝ったのはカドから豪快にまくった清水敦揮。2着に入ったのは2コースから差した深井利寿、そして3着には近況当地で好走歴の多い土屋智則と、江戸川巧者で上位を独占した。

初日唯一の連勝発進となった清水は「ペラが最近の形と似ていたし、これだけ動けば文句ないですね」と早くも仕上がりには納得の表情。深井や土屋も気配面での不満はなさそうで3、1枠からの戦いとなる2日目は連勝にも期待できる。敗れた林美憲も波水面が敗因で、舟足自体は決して悪くなさそう。その林より、佐々木和伸や松下一也の方が今後に向けてパワー面に不安を残した印象だ。

また、選抜戦から名前は漏れたが、徳増秀樹や市橋卓士、北村征嗣らA1勢も動きは問題なく、実力を発揮できそうな足。他では大塚信行や樋江井愼祐、盛本真輔らが前節の好パワーをそのまま引き継いで、目を引く気配を見せている。

エンジンパワーランキング
【上位】
大塚信行、清水敦揮
【中堅】
鈴木茂正、樋江井愼祐、伊藤雄二、林美憲、徳増秀樹、鈴木孝之、深井利寿、今出晋二、芹澤克彦、北村征嗣、市橋卓士、樋口喜彦、土屋智則、盛本真輔、原加央理、富樫麗加、中田夕貴
【中堅】
刀根辰治、田上晋六、広瀬聖仁、新藤哲三、鳥居塚孝博、古川誠之、吉田健太郎、丹下健、多田有佑、松下一也、新出浩司、西舘健、藤田靖弘、宮野仁、三上泰教、清埜翔子
【下位】
原田正己、中里優子、佐々木和伸、木村浩士、大澤大夢、近藤友宝、稲生夏季、前田聖文、島田なぎさ、寺島美里
【ワースト】
内野省一