樋口亮がまくり差し突き抜けV！！

4日間の短期決戦の最終日は、雨の中での開催となった。大村、宮島とレース中止が相次ぎ、西から強風雨が迫る状況ではあったが、全レースが無事に行われた。

その最終12R・優勝戦は、波乱の結果となった。S展示で平穏な枠なり3対3だった進入が、本番では節一パワーの下出卓矢がダッシュに引き、12カド3456へと変化。3カドとした下出はフルダッシュからスリットへ飛び出し、そのまま一気に内2艇をまくりに出る。しかし、これをマークしていた樋口亮がまくり差しで突き抜け、そのままVゴール。2番手には大外からまくり差した大崎翔が2Mを先取りしたが、ここへ内から原田幸哉が合わせ気味にターン。大崎はやや膨れた旋回となり、小回りした原田が2着に浮上した。大崎は3着でのゴールとなった。

勝った樋口の勝利後の談話は次の通り。

「後ろが誰だかもわからないほどの雨だった。下出君が出てるし、3カドにしてくれてよかった。(優勝)できてよかった。(足は)重かった」