ボートレース琵琶湖

琵琶湖

波乱の展開突いた表憲一が8年ぶりの美酒!!

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

一般戦シリーズ「八景賞」の優勝戦は10日、薄曇りの下で行われたが、波乱の展開となった。

各選手のコース取りは淡々と枠なり3対3に落ち着きレースが開始されたが、5コースから飛び出した高倉和士が痛恨のフライング。1号艇で人気の岡部貴司もインからコンマ08のスタートを決めたが、このF艇が視界に入ったためか、1マークの旋回がやや外に流れた。そこを4コースのカドからコンマ07のスタートも5コースのF艇・高倉に出ていかれて差しにまわった表憲一が注文どおりの展開となって最内を突いて、バックでは先頭に躍り出る勢い。2コースの紅一点・松本晶恵と3コースの地元ヤングの木村仁紀は先に差す格好となったがイン先マイの岡部には届かず、さらに表に内をすくわれて3番手争いに。その後方に大外から最後に差した松下一也と続き2マークへ。

内から伸びる表が先取りし、岡部が懸命にこれを差し返そうとするがわずかに及ばず2番手。その後方に松本という隊列になったが、2周ホームの直線で2番手の岡部が引き波に足を取られてまさかの転覆。そのアオリをまともに食らった松本に代わり、後続の松下、木村がそれぞれ浮上。不運な松本は最後方にまで下がり、事故艇ができたことで、ここで順位がほぼ確定した。

表は8年ぶり4度目の優勝で、びわこは初優勝。今シリーズは3選手が追加あっせんを受けて出場したが、そのうちの2人、岡部と表が序盤から抜群のパワーで好レースを連発しともに優勝戦に進んだ。しかし好枠で圧倒的支持を集めた岡部は転覆し、表が絶好の展開と強力なパワーで優勝と、まさに明暗を分けた。なお、3連単は4-6-3で22,590円(52番人気)と、展開と同様に配当面でも波乱の結果となった。