V戦の絶好枠は村田修次！

W準優勝戦はインで敗れる選手が続出。12Rの村田修次だけがきっちり逃げ切りを決めて連勝に成功し、優勝戦の1号艇を手に入れた。今節は多摩川巧者決定戦。村田は今回多摩川10回目の優勝を狙う。「最近は2、3回くらい失敗してる。多摩川の優勝を積み重ねて、早く長岡茂一(16V)さんに追いつきたい」と意気込む。仕上がり的には回り足、出足、行き足が良く、不安だった伸びも「負けないくらいになってる」と。ほぼ完調と言える仕上がりなら、一気の逃げを決めそうだ。

地元からは村田のほかにベテラン内山文典、多摩川フレッシュルーキーの佐藤隆太郎が優出に成功した。3号艇の内山は「自分がこの成績だし、上位でしょう」と。バランス型で納得の雰囲気になっている。一発を秘める行き足、伸びを誇るのが佐藤。優出は2度目。地元多摩川では初優出。「初めての優勝が多摩川なら嬉しいですね」と。行き足から伸びは優勝戦メンバーの中でも強め。スタートも決まっているだけに、初Vの可能性もありそう。

2号艇は榎幸司。伸びの不安があり「中堅から中堅上位」というコメント。「引き波を越えるのはどうか？」で、2コースからスムーズに差せるかがカギになりそう。最大の穴は5号艇の松田隆司。ずっと乗り心地に苦労していたが、5日目後半に「ブラケットを換えて、乗り心地が良くなった」と。伸びは元々上位級。乗り心地がきたなら一発があってもおかしくない。6号艇には田中和也が滑り込んだ。乗り心地、ターン回りはいいが「伸びは常にやられる。(展開を突いて)中間着が取れれば」と、上位浮上は苦しそうな自己評価になっている。