三浦敬太がデビュー初Vを狙う！

「浦上(拓也)さんを止めたので、これは大丈夫って思ったら見えないところから尾形(栄治)さんが握ってきた」と、思わぬ伏兵に遅れを取った三浦敬太だったが、BSではしっかり立て直して2着で優勝戦へ駒を進めてきた。「足はいいですね。伸びてるし、全部がいい。上位級です」と機力の仕上がりにも胸を張る。「Sがいけてないですね。F持ちなので安全なSを心掛けるけど、バシッといけたらチャンスある。2、3枠より、4枠の方がかえって良かったと思う」と、最後はカドから一撃狙う腹積もり。これで自身は9回目のVチャレンジ。「8回も優勝戦に乗ってて勝ててないのは情けないですね」と言うが、機力のいい今回こそは仕留めたいところだ。

その三浦以上のパワーは佐川正道だ。「2周1マークは指示確認していたところを高沖(健太)君にやられたけど、足はいいですね。行き足から伸びが良くて出足も悪くない」と、恐らくは節イチの足色。当地ではいつも快速仕立てのイメージだが、「とにかく常滑は水が合うんです」と本人も相性の良さを認める。三浦の好敵手になるかもしれない。

さらには三浦とは同支部の先輩にあたる野澤大二も大きな壁になるか。3日目は11Rまで逃げの決まり手がなかったが、12Rでは野澤が危なげなく逃げて見せた。「行き足から伸びがいい。ブレーキの利きが少し甘いので直るかは分からないけど、ペラ調整します」と、インのアドバンテージはあるが、仕上がりで言ったらやや非力な面もありそう。

さあ、激戦必至の優勝戦、果たして誰が優勝を飾るのか？