中田竜太が自身初の完全Vへ挑む！

4日目は準優が行われた。11Rはまさかの大波乱。イン三角哲男に対して、2コースから妹尾忠幸が全速攻撃。三角と妹尾は流れて共倒れとなり、切り込んだのは鶴本崇文と磯部誠。バック伸びた鶴本が1着。2着は磯部。深追いが祟った三角は後退し、3着には小畑実成が入線した。12Rはイン中田竜太が強烈な仕掛けで逃げ切り。差した作間章が2着。落合敬一が巧みな小回りで3着に浮上した。

完全Vペースで1枠へ乗り込む中田だが「伸びがパッとしない」と言う通り、S後の足は劣勢だ。それでも節の平均Sはコンマ09で、先制は譲らないはず。ただ1Mが無理な体勢での旋回になる可能性も否定できず、優勝確率は中田自身も「半々」と。勝てば初の完全優勝となる。

鶴本は出足が強力で、2コース向きの足。中田の懐が甘くなると、差し伸びてVの目も十分。作間は伸びを活かしたいところ。「(Sは)08～12行きたい」と仕掛ける気も満々だ。

磯部は伸び型の調整にしてS勝負に出るが、機力は中堅一杯。落合は回り足が素晴らしく、磯部が仕掛ければ切込み戦で波乱も十分だろう。小畑も足はいいが、大外では3着が一杯か。