山一鉄也が鮮やかなまくり差しでV！！

選抜戦10Rは米田隆弘、11Rは田路朋史が揃ってイン逃げで白星締め。米田は回り足が抜群で、田路も伸び上々。優出は逃したが、最後はきっちり結果を出した。

注目の優勝戦、進入は波乱なく枠なり3対3。スリットはほぼ横一線だったが、伸びがいい野長瀬正孝がじわりと出て行く。ただイン伊藤誠二も1マークまで何とか舳先をかけて、先マイは譲らぬ構え。野長瀬はまくれず、大きく落として差しに変化。その隙を見逃さなかったのが山一鉄也。伊藤も強引な先マイで流れ気味になったこともあって、山一が鮮やかなまくり差しで突き抜けた。道中もしっかり首位を守って優勝。伊藤が立て直して2着。3位争いは激戦となったが、最内を差した大場敏が大接戦を競り勝った。

優勝した山一は通算44度目、今年2度目。尼崎通算では3度目のV。V候補不在の激戦シリーズだったが、最後は勝負強さを発揮した見事な優勝だった。今期勝率も7点オーバーと好調モードで、今後の走りからも目が離せない。