
浜名湖
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「DaiichiTVファイティングカップ」は穏やかな水面で予選2日目が行われた。
初日連勝だった小野寺智洋は3、4着と崩れてしまった。「行き足、伸びは良くて、足は悪くない」と機力の大幅な変調はないが、「ストライクゾーンには入っているものの、回転が足りない感じで『ド真ん中』ではない」と調整の余地があることを示唆。得点率7位で勝負駆けとなっただけに、3日目も作業に集中する。
一躍トップに立ったのは寺本重宣。初日ドリームから3連勝をマークしてオール2連対。唯一の10点オーバーだ。「伸びはそうでもないけど、回ってからの繋がりがいいし、レースで良さを感じます」と操作系に自信あり。課題を問えば「スタートですね。前半(2R)は揉んでしまったのでしっかり行きたい」と。後半11Rではボート交換もあったが、イン速攻で他艇に付け入る隙を与えず、機力は高いレベルで安定している。
得点率2位は大池佑来と原豊土が9.00で並んでいる。大池は「プロペラを調整してバランスが取れてきた。元々伸びは悪くないし、今なら中堅より上はあります」と順調に上積みを施している。原は初日から伸びが良く、「足は上位の中にいますよ」と大池以上に足の良さをアピール。ただ、「回ってからの上がりがもう少し。気象条件が変わるならしっかり調整していきたい」と万全の状態まであと一歩だ。
エース66号機の加藤翔もオール3連対と順調な航跡を描いている。「昨年10月に野添(貴裕)さんが優勝した時に僕も走っていたから、66号機のパワーは知っている。それだけに、今回はグイグイ出ていくわけじゃないし、自分が(機力を)出し切れていないのかな」と首をかしげる。「でも、ターン回りが良くて舟が返ってくるし、足はいいとは感じています。それにペラはほぼノーハンマー。やっても微調整です」と好モーターの手応えは感じている。
女子勢では若手の勝浦真帆と千葉真弥がまくりを決めて、好配当の主役を演じた。勝浦は「初日から伸びは良かったし、課題だったスタートをしっかり行けたのが良かったです」と当地初勝利に笑顔を見せる。レース後は整備室でじっくりと本体と向き合っていた。「洗浄しただけです」と異常はなかったようだが、好結果に満足せずに作業に勤しむ姿はまるで向上心の塊だ。
千葉は地元水面で連日格上を圧倒。初日は守屋美穂を叩いてまくり差し(結果は2着)、2日目は固定戦の5コースから全速ターンを繰り出し、インの石川吉鎬をツケマイで沈めるパワープレーを披露した。「足は初日から良くなっているし、乗りやすいのがいいです」と機力に自信あり。「初日はスタート放ったので、遅れないように思い切って行ったのが良かった」と笑顔が弾けた。2日目を終えて得点率は13位タイ。優出は厳しい状況だが、今節のレースを見れば3日目も強豪撃破のシーンを見せてくれそうな予感がする。
5上位級 | 矢野 素也 大川 茂実 鳥飼 眞 |
---|---|
4中堅上位級 | 中村 裕将 星野 政彦 立間 充宏 石川 吉鎬 小野寺 智洋 幸田 智裕 寺本 重宣 原 豊土 加藤 翔 柳生 泰二 千葉 真弥 池田 奈津美 勝浦 真帆 |
3中堅級 | 松堂 留美 山田 豊 松瀬 弘美 吉岡 誠 塩田 雄一 新藤 哲三 内野 省一 下田 哲也 松下 直也 宇野 弥生 横川 聖志 照屋 厚仁 大池 佑来 守屋 美穂 佐藤 裕紀 岡村 将也 松山 将吾 岡部 大輝 |
2下位級 | 大嶋 一也 柏野 幸二 坂本 徳克 齋藤 智裕 貞兼 淳二 飯島 誠 平田 さやか 堀本 和也 |
1ワースト | 田野邊 秀樹 |
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