渡邊雄一郎が辛くも優勝戦1枠を死守！

準優3番勝負が行われた4日目は、この時期にしては珍しく南風(向い風)が吹いたが、安定板がつくほどではなかった。

準優9Rは1号艇の中島孝平がインからやや遅めのS。コンマ22という最も遅いSながら、なんとか1M先マイして持たせた。次位は大激戦となったが、抜群の足を誇る石田章央が2周1Mで差し、逆転2着となって優出した。

準優10Rは進入で波乱。なんと今節ピット離れが抜群の2号艇・湯川浩司がインを取り切り、そのまま逃げ切ってしまった。イン死守に失敗した永田秀二も何とか差し追走して優出を果たした。

準優ラストの11Rは予選トップの渡邊雄一郎が1号艇で登場。しかし、スタートで早起こしして途中で放ってしまい、コンマ39と絶望的なスリット隊形となった。なんとか伸び返して先マイしたが、小畑実成に2コースから差されてしまった。だが、これでは終わらない。2Mで渾身の差しを入れた渡邊は機パワーで首位に浮上。そのまま後続艇を突き放し、逆転の「抜き」で優勝戦1号艇を手にした。小畑が2着に入線した。

機力相場では渡邊、永田、石田がトータルで上位級。湯川はピット離れが目立つ。中島、小畑は優勝戦に入るとやや目立たない。なにはともあれ、優勝戦は湯川のピット離れから目が離せない。