青木幸太郎が差し切り今年初V！！

選抜戦10Rは村田敦が差し切り、11Rは高橋正男が逃げて白星締め。高橋正は地元戦で優出を逃したが、最後はきっちり意地を見せつけた。

そして注目の優勝戦は、コース取りから一波乱。中里昌志がP離れで飛び出したが、萬正嗣もイン死守の構えを見せて132カド456の並びに。内の二人はかなり深めの進入となった。スリットでは内両者が後手を踏み、絶好の3コースから松井賢治が飛び出して先制まくり。その懐を青木幸太郎がズバッとマーク差し。バックで青木が舳先をかけて、2マーク先手を奪う。松井も2マーク渾身差しで差し返しを狙うが、ホームで青木が少々強引に松井の舳先を抑え込んで先行した。

2周1マークでは松井が内に寄りついたところへ、森智也が全速アタックで2着逆転に成功。青木は地元の二人を引き連れての優勝となった。

青木は通算4度目、今年初。尼崎通算では3度目の優出で初V。予選道中の白星は1本だけだったが、安定感と勝負強さを見せつけたシリーズとなった。