V戦の1～4枠は香川勢が手中！

セミファイナル準優10Rは枠なりに3対3の進入で始まった。インの近江翔吾がコンマ15のトップS踏み込み1M先取り先制。好位差した森安弘雅が2番手を好追。外マイに出た田村勇一が、4カドから差し変わって追い上げる林祐介を押さえて3番手。近江→森安→田村の上位隊形でゴールを駆け抜け、2連単1-2、270円は1番人気。3連単1-2-3、760円は2番人気と本命サイドで決着。近江と森安がベスト6入りを果たした。

続く準優11Rも枠なりの3対3進入で折れ合った。予選得点1位通過の上田隆章がイン軽快に押し切り快勝。差した土屋智則が2番手を確保。平尾崇典は3コース順走から山崎昭生の猛追を振り切り3着。上田→土屋→平尾で走り抜き、2連単1-2は350円。3連単1-2-3は520円で、ともに1番人気。上田と土屋がV本番のピットに入った。上田は頂上決戦1枠に陣取り、インの踏み込みも鋭く今年初V取りに挑む。

最終12R準優で波乱が起こった。枠なりの3対3進入から4カド塩田雄一がダッシュ伸びて外マイ敢行。イン藤生雄人がS後伸びて舟を併せて抵抗。1Mで両者が競り流れる瞬間、2コース差した片岡雅裕とまくり差した野澤大二が激しく争う。大外からまくり差した宮嵜隆太郎と3コース差した亀本勇樹も3番手を争う。2M、片岡が先マイして首位キープ。野澤は2番手を好追。3番手争いは2周2M、宮嵜の内を突いた亀本が単独3番手に浮上。片岡→野澤→亀本の上位隊形でゴールイン。2連単2-5、3900円は10番人気。3連単2-5-3、2万4660円は47番人気の万舟となり、片岡と野澤が優出を決めた。

これでV本番の1枠から4枠までに香川勢が納まる事になり、上田の逃げが有望な展開となってきた。

なお、田代元気は4R終了後に公傷のため帰郷した。