河野大がデビュー初Vを狙う！

初日、2日目と吹いていた強い北風は吹き止み、良コンディションの中で争われた予選ラスト。3日目はスロー勢が主導権を握るレースが多く、1号艇と2号艇がともに5勝、3号艇が2勝という結果。それでも万舟券は2本、中穴配当も多く飛び出し配当的な妙味はマズマズだった1日に。

優勝戦1枠を巡る争いだが、2日目まで無傷の3連勝としていた広瀬聖仁は4、4着と崩れ、河野大も予選ラストで5着に敗れオール2連対がストップ。3日目を2、1着でまとめた齊藤仁が逆転で予選トップ通過。3日目連勝の一瀬明も2日目終了時点の10位から一気にポイントを挙げ優勝戦2号艇の座を手にし、地元勢がファイナルの好枠を固める形に。1号艇に齊藤、2号艇に一瀬と並び、3号艇以下は河野、広瀬、佐々木和伸、萩原善行という枠順に。

ファイナル6人の機力評価だが、優勝戦メンバーから評判の伸びを見せているのは萩原で、萩原自身も「全部の足が上位でトップクラス」と豪語。河野も出足系に関しては「上位クラスあると思う」と胸を張る。他の4人も上位ではないものの中上クラスはありそうで、それぞれ展開次第で好勝負は可能と言える仕上がりだ。

「江戸川の1枠で結果を出したい」と当地4度目の優勝へ気合十分といった表情はポールポジションを手にした齊藤。一方で、「江戸川の2コースは好き」と、当地3連続Vに向けてのチャレンジとなるのは一瀬で、この内枠を固める強力地元勢に対し、他の4選手がどんな戦いを挑むかが優勝戦のみどころとなりそう。

そんな中でレースのカギを握るのはデビュー初Vを狙う河野か。「1着以外、ほかは一緒という気持ちで」と、優勝戦は白星だけを狙っての走りを示唆する。3日目には齊藤相手に競り勝ったこの河野がセンターから積極的に打って出れば、ダッシュ勢にも展開は生まれそう。河野が課題と話すスタートがここ一番で決まるかどうかで1Mの展開が大きく変わることとなりそうだ。

エンジンパワーランキング
【超抜】
萩原善行
【上位】
加木郁、河上年昭、河野大
【中堅】
富山弘幸、大川茂実、広瀬聖仁、桑原啓、角谷健吾、一瀬明、米田隆弘、佐口達也、佐々木和伸、小川知行、中村格、齊藤仁、高橋正男、山崎紳弘、尾嶋一広、鶴田勇雄、赤羽大樹
【中堅】
川名稔、椎名政浩、長岡茂一、丸尾義孝、宮迫暢彦、大場敏、大橋庸志、吉岡誠、鈴木猛、北中元樹、佐々木巌、前川守嗣、竹田辰也、桑原将光、上村慎太郎、鈴木秀茉
【下位】
谷本幸司、西原明生、星栄爾、三宅潤
【ワースト】
茂垣達也、道見数成、藤原真也