
桐生
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今節は低気圧、強風、安定板装着、気温の上下…と調整面での条件が目まぐるしく変化。いつも以上に調整力が物を言うシリーズとなっている。そんな中、5日目は男女それぞれ準優2個レースが争われ、各ベスト6の優勝戦メンバーが出揃った。
男子の部は準優一発目の8Rでいきなり大波乱。イン長岡茂一がコンマ22と艇団から大きく遅れ、2コースの地元・鳥居塚孝博がまくる展開となった。そのまくりは外に流れ、展開を突いて鋭くまくり差した白井友晴がバックで突き抜けて1着。2着に鳥居塚、3着に市川哲也が入線し、2連単7950円、3連単3万7860円という超高配当となった。
準優10Rは安泰ムード。全部の足が光るイン永田秀二がコンマ05のSを決め、危なげないレース運びで逃げ切り勝ち。2コースから差し追走の大場敏が2着に入った。3着争いは最後まで大激戦。一時は石田豪が先行したが、最終的にはエース31号機を駆る乙津康志が3着に滑り込んで、優勝戦の最後のイスをもぎ取った。結局、枠と着順が同じになる激安配当で2連単240円、3連単650円だった。
男子優勝戦の機力相場は1号艇の永田が節一で、大場の出足、乙津のレース足、白井の伸びも光っている。大外枠の市川は前付けを示唆しており、進入から目が離せない。
女子の準優9Rでは、スリットでS先行した6コース・西村歩のまくり、新田芳美の外マイをきっちり受け止めたイン香川素子が1M先マイ。その後は独走態勢を築いて1着ゴール。1Mでバック好位置へ出た新田が2着。そして1Mで冷静に差した岸恵子は、西村との競り合いを制して3着フィニッシュ。この3者が優出を決めた。
準優ラストの11Rは、予選トップで抜群の伸び足を誇る原田佑実が1号艇で登場。「デビューしてから記憶にないほどいい」という鬼足を活かして1M先マイ。そのままきっちり押し切って、初めての優勝戦1号艇を手にした。2着には堀之内紀代子、3着は激戦を制した西村美智子が入線。2連単320円、3連単760円の人気決着だった。
女子の機力相場は原田がダントツだが、他は横一線で2着以下は激戦模様だ。初Vへ王手をかけた原田は「せっかく1号艇を取ったので、S全速10決めて優勝したい」と目を輝かせていた。
エンジンパワーランキング
【超抜】
原田佑実、永田秀二
【上位】
乙津康志、白井友晴、内田亜希子、鈴木祐美子
【中堅】
渡辺千草、二橋学、長岡茂一、石田豪、新田芳美、大場敏、鳥居塚孝博、本部めぐみ、香川素子、中村尊、山田佑樹、太田潮
【中堅】
松尾美和子、西茂登子、久保田美紀、高柳成聡、福島陽子、栗原謙治、嶋田貴支、市川哲也、齋藤智裕、岸恵子、立間充宏、安達美帆、堀之内紀代子、待鳥雄紀、三浦永理、宮地孝四朗、今井裕梨、西村歩、西村美智子、真子奈津実、志々目裕樹、竹田和哉、酒井陽祐、深見亜由美、梅内夕貴奈、玄馬徹、犬童千秋
【下位】
野辺香織、伊達正利、宇野弥生、太田潮
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