V戦1号艇は伊藤誠二！

気温が大幅に上昇した4日目はホーム追い風。迎えたシリーズ5日目はその風向きが一変してホーム向かい風。しかも風が強めに吹いたためにインの逃げ損じが続き、準優までの1～9Rにおいては逃げがゼロという事態が発生。そればかりか、7Rまでは1号艇の3連対絡みすら一度もない状況に。大きな万穴こそ少なかったが、通好みの好配当が頻発した。

誰も逃げられない流れのままで迎えた準優だったが、10Rでは初の逃げが決まって中村尊は安堵の表情。続く11Rではエース機の伊藤誠二が逃げて押し切り。準優は1枠勢3者のそろい踏みも期待されたが、12Rの中島友和はチルトを3にハネてまくってきた阿波勝哉を張ってのイン旋回を強いられ、小野勇作のまくり差しを許して2着でのゴール。今回は好配当が続出という波乱のシリーズだが、予選トップの中島がカドに回ることになっただけに、最後の大一番でもスンナリと終わらない可能性が出てきた。本命党も穴党も予想のやりがいがある優勝戦といえそうだ。

エンジンパワーランキング
【上位】
伊藤誠二、中島友和、小野勇作
【中堅】
前川竜次、坂野泰章、阿波勝哉、中村尊、長野壮志郎、村岡賢、藤田靖弘、三原司、阪本勇介、廣瀬真也、板橋侑我
【中堅】
山本寛久、汐崎正則、山田雄太、広次修、川上剛、渥美卓郎、高橋直哉、岸蔭亮、永田秀二、近藤友宝、片岡雅裕、夏山亮平、平田健之佑、本多宏和、重木輝彦、藤山翔大、前田聖文、長尾京志郎、片橋幸貴、富澤祐作、堤健一
【下位】
淺香文武、芦澤望、西舘健、相原利章、伊倉光、武藤直志
【ワースト】
渡修平、佐竹恒彦、金子拓矢