地元の伊藤啓三が優勝戦1枠をGET！

予選最終日にまさかの波乱。今節の大看板として力戦していた中澤和志が5Rの大外戦で、目前で転覆した伏見俊介に乗り上げてしまいエンスト(選手責任外)。この際に、ペラとギヤを全損交換してしまうことになり、次の後半の9Rには全く調整が間に合わない状態の乗艇。それでも3コース圧巻のまくりで白星を飾り優勝戦には乗艇したが、4枠へと枠を下げてしまう結果になってしまった。このスキを逃さず優勝戦1枠をゲットしたのは地元の伊藤啓三。好機好脚を生かしてのオール舟券の活躍でのファイナル最内枠乗艇。2枠にも同県の谷津幸宏が乗り一気にV気運が高まってきた。

伊藤は今節の中では小川広大に次いでの快速仕様でエンジン的にスキはない。スタートも早いし、2コースもS早い谷津なので隊形面でも悪くない。あえて弱点を挙げるなら、やや勝負弱い面があるというところぐらいが。それでも順当に行けばV届きそう。逃走確率は70％近くあるだろう。

谷津はやや伸び寄りの足。平均コンマ13とメンバー中で最もSが切れているが、1枠が地元伊藤だけにのぞいても全速に出る可能性は少ない見立て。早差し勝負で、伊藤にひともつれあればバック並びかける伸びはある。

矢後剛はトータルババランスに優れた足色。谷津が引いて差す上を全速に出ればタイミング一つでは…の部分はある。中澤は新ペラの調整面が鍵。ペラ破損後の足は、まくり勝ったがかなり酷そうな印象だった。ただペラ調整が全く手についていない状態での走りだっただけにやや参考外の部分もある。元々エンジンの方は直線系でいい足だった。小川広はエンジン低調機節の今節の中で超抜級だ。ジカ内の中澤は、矢後の上を全速ORまくり差しに行く可能性がかなり高いので、冷静に差せれば格落ちでも決して侮れない存在となる。清水敦揮は外から走るには伸び不足だ。展開を突いての着一杯とみるべきか。素直に買うなら伊藤逃げから、中澤絡みの目とみる。

エンジンパワーランキング
【超抜】
小川広大
【上位】
伊藤啓三、谷津幸宏、鈴木雅希
【中堅】
生方厚成、矢後剛、森秋光、吉永浩則、山崎善庸、堂原洋史
【中堅】
小畑実成、金森史吉、岡部浩、江並浩一、福田理、後藤正宗、清水敦揮、品田直樹、泥谷一毅、小川時光、野口勝弘、葛原大陽、若林友、外崎悟、伏見俊介
【下位】
渋谷正義、落合敬一、吉田健太郎、亀山雅幸、高山智至、鶴本崇文、高木圭右、木下翔太、木村仁紀、中田達也、松山将吾
【ワースト】
山崎昭生、山口博司、増田進、中澤和志、染川直哉、永瀬巧