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浜名湖
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黒潮杯は4日間の予選が終了した。3日目終了時点で菊地孝平がトップに立っていたが、2位の徳増秀樹との差はわずか。4日目11Rで両者が直接対決し、菊地がイン有利にレースを運ぶとみたが、スタート立ち遅れた上に1Mはターンが流れて3艇の差しを許す番狂わせ。徳増が2着で菊地は4着。この時点で徳増の逆転トップ通過が決まった。
菊地は「1M失敗したし、スタートも…」と反省しきり。このレースでは出足型の調整で挑んだが、「伸び型にすると出足が良くないし、調整は難しい。十分戦える足だけど、スタートが決まっていないのはエンジンの影響もあるのかな」と。準優1枠を確保したが、調整とスタート勘の修正は必要だ。
徳増は変わらずターン回りの良さを強調。前半6Rではまくり差すも山下友貴の先行を許したが、山下がフライングで繰り上がり1着。ツキも味方につけている。「いいエンジンを除けば、バランスが取れている。ターン回りがいいのでしっかり押してくれる。上位の次ですね」と仕上がりは順調。「あとはスタートに集中」と優勝戦1号艇ゲットの青写真を描く。
最終12Rは坪井康晴と深谷知博でワンツーフィニッシュ。坪井はドリーム戦で菊地のまくりに沈んで以来のイン戦だったが、好モーターを相手に危なげなく逃げ切り、機力の上積みもアピールした。開口一番「まずまずでしょう」と納得の表情を浮かべ、「ターン回りは悪くないし、バランスが取れてきた。中の上ですね」と評価。「スタートは早いのは行けないけど、見えてますよ」と準優突破に意欲を見せる。
深谷は4日目2連対で菊地をかわして得点率2位に浮上。好機62号を味方に順調な航跡を描いているが、「色々と調整を試しているけど、上位とは言えず中堅上位ですね」と不満げ。予選道中ではターン回りの不足を訴えており、「準優に向けてはターン回りを求める調整をしていく」と課題克服に全力を注ぐ。
女子勢では松瀬弘美と長嶋万記が予選突破。いずれも機力の援護を受けての活躍に連日笑顔を振りまく。松瀬は「行き足から伸びがいいし、回ってからの進みもいい。足は上位です」と。「5日目は気温が上がりそうだから回転を上げようか迷いますね」と天気予報を見ながら調整に思案をめぐらせる。
長嶋は「足は問題ない」と初日から好感触。ただし、「起こしがもう少しでスタートが決まらない」と課題を残しており、準優までに万全の態勢に持ち込みたいところだ。
エンジンパワーランキング
【超抜】
徳増秀樹
【上位】
高塚清一、松瀬弘美、杉田篤光、長嶋万記、山下友貴
【中堅】
伊達正利、坪井康晴、野末智一、藤田竜弘、星栄爾、佐藤旭、木村沙友希、谷野錬志、深谷知博、河合佑樹
【中堅】
片山友多加、定野久恵、渡邊哲也、大場敏、豊田訓靖、堤昇、後藤孝義、石田章央、川合理司、佐々木康幸、菊地孝平、笠原亮、幸田智裕、大橋純一郎、服部剛、渡邊裕貴、鈴木諒祐
【下位】
金子良昭、内田貴士、芹澤克彦、重野哲之、三浦永理、市川美宏、庄司孝輔、金子萌、勝又桜
【ワースト】
二橋学、渥美卓郎
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