飯山泰が強力機を味方に優勝！！

サッポロビールカップは10日、優勝戦が行われた。今シリーズは前検から飯山泰の気配が評判。飯山は「インからうまく回れていない」と予選と準優勝戦では1Mでターンを失敗しながら、強力な伸びがリカバー。チルト0を選択した3日目前半戦以外はすべて1着と、チルトマイナスではまさに無敵の足だ。

優勝戦でも展示タイムからズバ抜けており、圧倒的な人気で支持された。進入は展示と同じく枠なり3対3。前節優勝37号機の吉田健太郎が4カドからコンマ06のトップスタートを決めてまくり勝負に出たが、インの飯山もコンマ07と互角の踏み込みから吉田に合わせて先マイ、バックストレッチでは自慢の伸びでグイグイと後続を引き離した。2コースの丸岡正典はブイ際を鋭く差して外マイの吉田に迫り、バックでは舳先がわずかに引っかかって吉田はバランスを崩したが、立て直して2着を死守。最内を差した山田哲也を2Mで丸岡と高山秀雄が差しさばき、丸岡が高山を振り切り3着を確保した。2連単1-4、540円は2番人気。3連単1-4-2、1180円は5番人気。

とにもかくにも、飯山一色の5日間だったが、「最近ではもっとも感触がいい」と前検から手ごたえをつかんでおり、予選道中から「足は問題ない」と自信満々。浜名湖では通算7優出で4回目の優勝となり、好相性の水面で力強い走りを披露した。次走は江戸川の大江戸賞。さらにSG・ボートレースメモリアルも控えており、今後の走りに注目だ。