ボートレース浜名湖

浜名湖

準優勝戦は波乱の連続!

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サッポロビールカップは4日目が終了。準優勝戦が行われ、ベスト6が出そろった。

台風5号の通過の影響か、季節はずれの北風(追い風)が吹き、波乱の決着が多々あった。準優勝戦も同様に一筋縄ではいかず、10、11Rはいずれも1号艇が敗れる番狂わせ。10Rはインの下田哲也が先マイも流れて、バックストレッチでは6艇が併走する大接戦。3コースから最内を差した高山秀雄が内有利に2Mを先マイし、6号艇の山田哲也が道中で岡村慶太に競り勝ち。3連単は5万円のビッグ配当となった。

高山は前操者の渡邊雄一郎が3拍子そろった足に仕上げた33号機の力を絶賛。「混戦でこそ底力が生きたね」と笑顔を見せる。「初日にペラを調整してから乗り心地が良くなって、いい状態をキープしている。中間速もいいし、このまま(優勝戦に)行ってもいいくらい」と納得の仕上がりだ。逆に2着で優出の山田は首をかしげる。「出足がなくて行き足も良くないから、スタートが決まらない。足は中の下ですね」と不満を漏らす。優勝戦に向けては「ペラを全く違う形にするかも」と、最終日もペラ小屋に籠る覚悟だ。

11Rは外枠の村上純と小島幸弘の前付けに清水敦揮渡辺豊が抵抗し、スロー水域は80メートル付近の深い起こしに。2号艇で5カドに引いた丸岡正典がフルダッシュで外の古澤光紀を引き連れ、スロー勢を粉砕した。

「あの隊形ならスタートを行かないと」と丸岡は、してやったりの表情を浮かべる。予選道中では展示タイムを気にして伸びを求める調整を続けていたが、「3日目にいい調整ができて、行き足が良くなっています。その延長で伸びも悪くないです」と足の上積みに成功。「乗りやすいし、スタート行って展開あれば十分勝負になります」とあとはレースに集中だ。古澤は3日目前半戦で道中振り込み失速。「試してみたペラ調整が良くなかった」と形を戻して準優に挑戦。「でも、足は特徴がなくて普通ですね」と展開の利を示唆する。「スタート勘は大丈夫なので、展開を突きたい」とスピードターンで勝負だ。

12Rもレース内容は波乱といっていいもの。1号艇の飯山泰がトップゴールも、1Mでは森晋太郎のまくり差しを許し、2Mでは森晋がターンを外して差し逆転も、今度は吉田健太郎とのマッチレースになり、道中はヒヤヒヤものの展開だった。

「今節はインでうまく回れていないんで」と飯山は反省しきり。それでも、「ピット離れから足もターン回りを含めて問題ないです」と節一のパワーを維持。「スタートを決めてしっかりレースしたい」と優勝戦1号艇ゲットでV最有力候補だ。飯山を脅かした吉田も前節優勝機の力をしっかり引き出している。「3日目は重くてスローが利かなかった」とペラ調整に専念し、4日目は「重さも取れていい状態に戻っています。伸びるし、回ってから押す感じもあります」と復調。優勝戦は4号艇となり、絶好のカド位置。「それならもっと伸びを求めていくかも」と、飯山撃破に燃えている。

エンジンパワーランキング
【超抜
池田真治、飯山泰、吉田健太郎
【上位
高山秀雄、丸岡正典、森晋太郎
【中堅
内山文典、田上晋六、渡辺豊、下田哲也、清水敦揮、小澤学、野末智一、金子萌
【中堅
田中定雄、大平誉史明、小島幸弘、新藤哲三、玄馬徹、伊藤宏、森貴洋、村上純、川上清人、島田一生、萬正嗣、山田哲也、大野芳顕、藤田靖弘、鈴木峻佑、河合佑樹、古澤光紀、岡村慶太、赤羽大樹、板橋侑我
【下位
桑原明、吉岡誠、内野省一、久田武、今坂晃広、原豊土、小池哲也、松本一毅