古川誠之が5回目のVを目指す！

「BP三日月開設20周年記念」の5日目は準優勝戦が行われた。最初の10Rは三井所尊春の2コース差しが届き、金看板の原田幸哉が2着。11Rは磯部誠が西村拓也の差しを許さず逃げ切った。12Rは優勝戦の絶好枠が待っていた川上剛がインから握り過ぎて2コースの古川誠之に差し切られる展開に。

優勝戦の1号艇は川上を撃破した古川がゲット。2号艇以下は磯部、三井所、川上、西村、原田で豪華な顔ぶれとなったが、機力的には磯部と原田が少し見劣るか。人気は逃げを狙う古川に集まりそうで、原田のアドバイスで出足は大幅に上昇している。イン戦で2013年4月の下関一般戦以来、通算5回目のVを目指す。

三井所は3カドからのまくり狙いで、節一級の川上は伸び仕様も視野に入れて当地GIチャンピオンの意地を見せたい。西村は目立つ足ではないものの、掛かりは上々でまくり差しは警戒が必要。ポイントは大外枠となった原田の取捨選択。序盤の足だと見切る手もあるが、「どうにもならない感じではない」と戦えるレベルに引き上げている。SG3勝、GI11勝を誇る原田をどう評価するかにも頭を悩まされる優勝戦となった。

スタート事故は4Rで田代元気と竹本太樹がともに今期2本目のF。田代はコンマ05のFで即日帰郷。

エンジンパワーランキング
【上位】
川上剛
【中堅】
西山昇一、鳥居塚孝博、田中浩之、古川誠之、三井所尊春、川島圭司、畔柳俊吾、村上彰一、西村拓也、片橋幸貴
【中堅】
増田弘喜、北川敏弘、中里英夫、清水紀克、大西隆洋、濱田隆浩、山本光雄、原田幸哉、伊藤啓三、大古場貴、志道吉和、後藤正宗、君島秀三、浅野由将、香川友尚、服部剛、有賀達也、阪本勇介、磯部誠、守屋大地、山口亮
【下位】
岩津英人、山田豊、寳田亮治、木村恒一、前田昭広、樫葉次郎、竹本太樹、板倉敦史、中島昂章
【ワースト】
杉山勝匡、渡邉翼