ボートレース常滑

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菊地孝平がエース機を活かしてV!!

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大方の予想通り、優勝戦はエース機・菊地孝平の逃げで幕を閉じた。しかし、スリット隊形を見れば楽勝という訳ではなかったか。本人も「ヒヤッとしましたよ。市川(哲也)さんがしっかり来てくれなかったら萩原(秀人)にやられていたかも。とにかく先にさえ回れば大丈夫と思ってました」と振り返る。

前検のエンジン抽選でこの17号機を引いた時から菊地の目の輝きは違っていた。「大きなチャンスと思ったし、早めに安心せずに気を引き締めていた。結局、芯を食ったのは一回もなかったけど、このエンジンなら同じ足の人がいたらいけないと毎日調整をした。このエンジンはすごいパワーはあるが、イメージで言えばじゃじゃ馬かな。ペラは外しても出るんだけど、調整が難しい。合えばもっと出るし、今からでも調整をやり直したいぐらい」と優勝した後に説明してくれた。

この後はしばらく休み、浜名湖のお盆レース、そして、初めてSGタイトルを取ったメモリアル(MB記念)に転戦する。「ホントは山にいきたいけど、家族とバケーションですね。山にいくのが今の僕にとっての一番のエネルギー補給なんですけど…。石野(貴之)君が頑張ってくれたので、メモリアルにいける。補欠なのでいつものSGに比べたらリラックスしていける。自分では夏男だと思ってるし、気温の上昇とともに調整も合ってくれるし、お調子者だから流れに乗ったらやりますよ」と、今後のSG戦線での活躍も楽しみで仕方ない。

最後に菊地がポロリとライバルにメッセージ。「井口(佳典)に伝えてください。向こうも住之江で同じようなエンジン引いたみたいだし、この優勝でライバルの尻を叩けたかな」と。菊地はこの優勝で賞金ランクは9位へアップ。ライバルと位置付ける井口は現在8位。切磋琢磨し合い、年末の舞台で火花を散らすシーンが今から目に浮かぶ。