琵琶湖
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大外から山下和彦が鮮やかに展開突き抜け優勝!!
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気温30度超えが連日続く暑い中、「日本財団会長杯」の優勝戦が行われた。スタート展示と同様に3対3の枠なり進入となってレースが開始された。しかし、ここでインの村越篤、2コースの中野次郎、そして3コースの間嶋仁志のスロー3艇がコンマ24~25とタイミングを逸し、対するダッシュ3艇がしっかりと1艇身残しのスタートでスロー3艇に襲いかかる。
まずはカドの坪井康晴が絞りまくりでスロー勢を飲み込みにかかれば、これをマークする太田和美がすかさずまくり差しで中央突破を狙う。さらにその内を大外の山下和彦がまくり差しで続く。この山下のまくり差しが角度良く突き刺さり、あっという間に先頭に躍り出る。追走するのは太田、坪井の同じくダッシュ勢。バックで早くも上位3艇が抜け出し、それぞれの順位もほぼ確定した。
好枠勢はスタートで後手を踏み為す術なく敗退。GI3優勝のうち2回が6コースから(残り1回も5コース)という山下がここでもそのアウトライダーとしてのテクニカルな走りを披露し、好枠勢やダッシュの坪井、太田のSG覇者コンビを抑えてみごと先頭でゴール。前節GⅡ江戸川モーターボート大賞制覇から2場所連続優勝となり、表彰式では「いちばん不利な位置から勝てて気持ちよかったです」と終始笑顔でしたたる額の汗を拭っていた。3連単は6-5-4で51170円(90番人気)と大波乱で幕を閉じた。