ボートレース桐生

桐生

地元群馬の成長株・椎名豊がV!!

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

最後の最後で大波乱が起きた。4日間の短期決戦で争われた今節、初日から3日目までは3連単万舟券が一日1本ペースという穏やかなムードで行われてきたが、最終日の優勝戦がシリーズ最高の配当となった。

1号艇・金子拓矢、2号艇・久田敏之、3号艇・椎名豊。地元群馬勢が内枠を独占した優勝戦。前付け宣言していた大外枠の山一鉄也はコース取りに動かず、5号艇の大賀広幸がピット離れで飛び出して3コーススローまで入り、進入は125カド346の並びに。

優出を決めた時点で「理想はカドからS一撃。自力でまくれる足はある」と節イチ足に自信満々だった椎名。そのイメージ通りに絶好の4カドを手にした。椎名にとって最高のお膳立て。そしてスタートが切られると、コンマ10のトップSでスリットを先制。戦前の言葉通りに1Mまでグイグイと伸びて行き、有言実行のS一撃のまくりを決めた。そのまま後続艇を突き放し1着ゴール。まくられながらもしぶとく残した久田が2着、好展開に恵まれた山一が3着に入線し、2連単3-2は4070円、3連単3-2-6は2万6800円というシリーズ一番の高配当決着となった。

椎名は昨年9月の当地V以来、通算2回目の優勝。7月から適用の16年後期の勝率は5.63のA2級だが、本人は「A1級を目指す」と意気込んでおり、今後も地元スター候補の活躍に期待したい。また、今大会はエース40号機をはじめとして好素性機が出されない低調機シリーズとなったが、その中で椎名の20号機は前検日から光っていた。「バランス型でも伸びていく」というエンジンパワーは今後も必見だろう。