西野雄貴が初優出で初V！！

「第11回森下仁丹杯争奪戦」の頂上決戦が第12Rで争われ、初優出の気鋭・西野雄貴が素晴らしい走りでデビュー初Vを飾った。

天候は晴れ、気温22度、無風という絶好の水面。注目のS展示では西野が2コースを死守し、進入は1234カド56。しかし本番では西野がピット離れでやや遅れ、間嶋仁志が2コースを奪取。これで進入は3対3かと思われたが、何と西野が奥へ引っ張って3カドを選択。結局、進入は13カド2456となった。起こし位置はそれほど深くならなかったが、イン西村拓也にとっては嫌な進入隊形に。

スリットではスロー勢が後手を踏み、トップSを放ったのは西野。その西野がまくるかに見えたが、Sして伸び返したのが西村だった。1マーク、西村が先マイしたところへ西野が鋭いまくり差しを突き差す。BSでは西野から少し遅れて西村が追う形。2マーク、西野が先頭でターン。西村は全速攻撃を仕掛けるが、これが全く掛からず大流れ。ここで西野の初Vがほぼ確定した。西野はデビュー2年2ヶ月目での嬉しい初V。

2着には2マークで浮上した前田将太、そして3着に岡田憲行が入り、3連単の払い戻しは69720円で大波乱の決着となった。

西野のコメント「3カドも想定内でした。Sは決めようと思っていました。1周1マークは先頭だったけど、SGクラスの西村さんが追ってきていたし、2マークは冷静にターンしようと思っていました。この優勝を機に、上のグレードで走れるようにもっと努力します」。