ボートレース琵琶湖

琵琶湖

重野哲之が人気に応えて優勝!!

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一般戦シリーズ「近江牛カップ」の優勝戦は爽やかに晴れ渡った青空の下で行われ、1号艇の重野哲之が人気に応えて優勝するも、レースは波乱の連発となった。

S展示では2号艇の阿波勝哉が例によって6コースへ。6号艇の伊藤宏が内へ動くそぶりを見せると、5号艇・鶴本崇文が先に動いて両者ともにスロー域へ。1号艇の重野はインを主張し、並びは156カド342となった。本番でも阿波は大外へ出て、S展示と同様に動いた5、6号艇に加えて、4号艇の宮地元輝がスローコースを主張。一度は2コース位置につけていた宮地だが、回り直して5コースへ。3号艇の藤田靖弘は4コースとなり、156カド342の隊形に。

スリットでは3コースの伊藤以外がかなり早いスタートとなり、大外からトップスタートで飛び出した阿波が豪快にまくって出るも無念のFコール。一瞬アジャストしたイン重野が伸び返して、バックストレッチで繰り上がって首位に躍り出た。背後では伊藤と鶴本が激しい2着争いを繰り広げるも、先頭を行く重野は早くもリードを広げ、余裕を持って優勝のゴール。鶴本を競り落とした伊藤が2着。3周1Mで鶴本が後続艇と接触して転覆となり、宮地が3着に浮上した。

F艇に転覆艇と波乱続きの優勝戦となったが、終わってみれば戦前から優勝候補の筆頭に挙げられていた重野が通算44回目の優勝を飾った。「スタート前にアジャストしたとき、阿波さんが見えたので、やられたなと思ったけど…」と表彰式で振り返ったが、1番人気に応えることができ、ほっとした表情が印象的だった。