
尼崎
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選抜戦10Rは野添貴裕が逃げ、11Rは岡瀬正人が2コース差し抜けで白星締め。ともにV候補の一角ながら優出を逃したが、最後はしっかり貫禄を示した。
注目の優勝戦、進入は枠なり3対3。ただスリットから波乱。イン鎌田義が立ち遅れて、行き足が強烈な江口晃生が先まくりで態勢。しかし鎌田も地元の意地で抵抗ターンし、両者大競りの形に。絶好の展開となった岡田憲行と松元弥佑紀が差し抜けた。
だが、ここで終わりではなかった。2マークで岡田と松元が牽制し合ったところへ、向達哉が絶妙な小回り旋回で一気に大逆転。岡田は僅かに流れて2着。鎌田は道中猛追を見せて、最終マークで松元に大接近。ゴールは写真判定までもつれ込んだが、松元が辛くも3着を死守した。3連単5-4-3は155810円の超ビック配当だった。
向は2013年12月以来、通算16回目のV。今年初、尼崎でも初の優勝。今節は希に見るモーター差のあったシリーズだが、その頂点にいたのがこの向だった。手にしていた8号機も今後は楽しみが一杯で、5月に当地で行われるSGオールスターでも誰が引くのか大注目だ。
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