桐生
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沖島広和が通算23回目のV!
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5日間シリーズの今節は気象条件がめまぐるしく変化した。雨、濃霧、低気圧、気温上昇…そして最終日は一転して気温3度まで低下し、雨の中で優勝戦が行われた。インに構えるのは機力抜群のシリーズリーダー角谷健吾。Sさえ遅れず先マイすればVは間違いないと思われたが、一筋縄にいかなかった。進入は展示と同様に3対3の枠なり。全艇がコンマ20台という遅めのスリット隊形となったが、インの角谷は3番目のS(コンマ23)で先マイ。しかし、ここで突き抜けてきたのが3コースからトップS(コンマ21)を決めた沖島広和だった。1Mで渾身のまくり差しハンドルを入れると、先マイした角谷の懐をとらえてバック並走。勝負の2Mを全速で回り、角谷を置き去りにして先頭に立ち、そのままゴールを切った。
初日を3、3着とまとめ、2日目から3連勝を飾って予選3位通過。決して機パワー抜群ではなかったが、バランス型で自在さばきが光る仕上がりだった。準優は逃げ3連発だったためにファイナルは3号艇となったが、最後は自力で勝ち切った。当地は12年3月にも優勝実績があり好相性だ。自身の優勝は昨年7月の福岡以来の8ヶ月ぶり。次節の戸田一般戦のあとはF休みに入って今期(16年後期)を終えるため、今後を戦う上で大きな優勝となった。