桐生
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波乱の優勝戦は金子拓矢が地元初V!!
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5日間開催の「第1回BOATBOYカップ」は波乱の結末となった。追い風2メートル、気温5度の中で行なわれた優勝戦。絶好枠に構えるのはデビュー7年目にして初Vに王手をかけた村岡賢人だ。この若武者に対して展示からピット離れで飛び出てスロー域に入ってきたのが5号艇の堤昇。本番でも2コースに入り、並びは152カド346となった。
ここで最初の波乱が起きる。なんと2コースに入った堤がコンマ42というSドカ遅れ。完全に壁がなくなる嫌な条件の中、のどから手が出るほど欲しい初優勝が懸かった村岡は目一杯にSを張り込んだ。そして、無念の勇み足!なんとコンマ05のFを切ってしまったのだ。1Mで先頭に出てきたのは地元の金子拓矢だった。F後の1Mで完全にターンを外していた村岡の懐を差していたので決まり手は「まくり差し」(堤を叩いていたため)。通算4回目の優勝は「恵まれ」ではなく、自力でつかんだうれしい地元初Vだった。なお、2着には3号艇・石田豪、3着に4号艇・濱崎直矢が入線し、2連単990円、3連単2400円という配当となった。
金子は前検日からSの行き足に好感触を得ており、機力差がなかった今節では間違いなくトップ級の仕上がり。当地には4月のGI戦(ダイヤモンドカップ)で帰ってくるが、その前に地元初Vという実績を残したのは大きい。