地元の渡邊裕貴が初Vを狙う！

天気予報通りに朝から強風が吹き荒れ、1Rより安定板を使用。「機力差が縮まる」の声もあったが、荒れ水面に対する巧拙もあってレースは相変わらず波乱の連続。準優前までに万舟決着は3本。その立て役者の1人、井上尚悟は何と1年以上ぶりの白星だった。周りから評判の伸びに加えて「競っても絡める足。今期はやります」とキッパリ。最終日の2走も目が離せない存在だ。

準優戦も波乱となった。10R1号艇の出村卓也はまくられ、11R1号艇の小坂宗司はS展示で転覆して欠場、負傷帰郷に。12R1号艇の上村純一までまくられ、10Rと12Rは万舟決着。優勝戦のポールポジションには、ハプニングを乗り越えて準優逃げ切り勝ちの地元の渡邊裕貴が座ることになった。地元で初V達成なら、これ以上ない大団円となるが、今節をまとめてきた班長だけに最後に無茶はできない。前走地で初V飾った松尾拓以外は、5選手全員が初Vに挑戦と面白いファイナルに。中でも22日に下関で妹の中村桃佳が初Vを飾っている中村晃朋としては、3日遅れながら兄妹でのアベックVを狙って気合は十分。

最終日は追配が2選手。当地初出場となる佐藤博亮、地元からは金子萌が参戦する。

エンジンパワーランキング
【超抜】
出村卓也、北川太一、井上尚悟
【上位】
渡邊裕貴、雑賀勇貴、後藤隼之、大上卓人、三浦敬太、河野大、角山雄哉、武藤直志、梅木敬太
【中堅】
鶴田勇雄、板倉敦史、守屋大地、片橋幸貴、三浦洋次朗、福田宗平、佐竹太一、山田祐也、馬場剛、松井洪弥、太田潮
【中堅】
坂井田晃、伏田裕隆、上村純一、丸野一樹、森永隆、近久大志、竹井貴史、中村晃朋、松尾拓、立具敬司、佐藤博亮、金子萌
【下位】
小林孝弘、近江翔吾、岡村将也、前出達吉、山田晃大