ボートレース桐生

桐生

前節V機を得た杉山貴博が好気配!

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気温1度まで冷え込んだ桐生。昼過ぎには強風が吹き荒れ、一時は前検S特訓の実施が危ぶまれたが、夕刻過ぎから風は収まって通常通りタイム測定&S特訓3本が行われた。

それでも安定板が装着され、水面も荒れていたために前検日の時点で各選手の足色は判然としなかった。選手の口からは「寒い」「足は分からない」がほとんどで、ハッキリと機力を把握できない様子だった。

そんな中、初日ドリーム組を差し置いて目立っていたのが杉山貴博だ。なんといっても引き当てたエンジンは前節、作間章が他を圧倒する「節一」に仕上げて優勝した46号機。特訓の感触も良く、この日の中で最もいい動きをしていた。しかし、練習を終えてペラの形を確認すると「自分のゲージに全く合わなくて…。悪いエンジンなら叩くけど、いいだけに迷いますね」と悩んでいた。好エンジンを引いて叩くことをためらう選手は多いが、今回の杉山はまさにそのパターン。この日は安定板が付いていたことを考えると「板が取れた状態で1走してから考える」という彼が出した結論は正しいだろう。

初日ドリーム組は気配にそれほど大差がない。絶好枠の徳増秀樹は「悪い感じはしない」と言うもののハッキリとした足色は把握できていない様子。石川真二も例のごとく「前検日は参考外」と言い、自分のペラの形に叩き直し、普段通りのルーティンをこなした。ドリーム組では三嶌誠司がやや好気配で「楽しみです」との前向きな言葉が出た。

全体では宮地秀祈荒田泰明野間大樹、高木圭右、上條暢嵩らが好感触だった。

エンジンパワーランキング
【上位
杉山貴博
【中堅
三嶌誠司、宮地秀祈、荒田泰明、野間大樹、高木圭右、赤羽大樹、上條暢嵩、加藤裕太
【中堅
吉田稔、刀根辰治、新地雅洋、内山文典、岩井範光、山来和人、鈴木唯由、加藤高史、石川真二、桂林寛、大澤普司、徳増秀樹、岩崎正哉、久田武、村越篤、松本博昭、杉田篤光、長尾章平、藤田靖弘、南佑典、中嶋健一郎、岩永雅人、大崎翔、向井田直弥、白神優、柳内敬太、後藤盛也、吉田裕平
【下位
三谷征伸、中西長松、浦田信義、中谷有希、阪本聖秀、渡辺真至、新井英孝