前節の節一機は倉田郁美へ！

前検日の桐生は気温13度。前日までとは一転して寒さが和らぎ、気圧も大きく低下した。回転が上がらない条件下で案の定、選手からは「重たい」の言葉が多かった。

当地の現行エンジンは今節をもって使い収めとなる。1年間を使って数字のあるエンジンが概ね「上位機」と言っていいが、前検日は2連対率40％で前節の節一34号機を手に入れた倉田郁美が抜群の気配。特に行き足から伸びで他を圧倒し、同班の選手や試運転した選手からも「倉田選手に伸びられた」「やられた」の声が相次いだ。また、2連対率44％の41号機を引いた渡辺千草も強め。こちらは行き足がしっかりしている印象だ。

一方、初日ドリーム組では谷川里江が良好。伸びがやや強め。年末の福岡GIクイーンズクライマックスに出場する山川美由紀、松本晶恵は可もなく不可もなく。そして忘れてならないのが今年5月に第一子を出産し、今節が復帰2節目となる田口節子。足の感触は「普通くらい」とのことだが「それより、まず水面に慣れたい」とのこと。レース勘を取り戻せば、これ以上怖い存在はないだろう。

エンジンパワーランキング
【上位】
渡辺千草、倉田郁美
【中堅】
大塚治美、田村美和、谷川里江、中里優子、五反田忍、森世里、木村詳子
【中堅】
西川美智代、長田光子、松尾美和子、西茂登子、久保田美紀、井手晴美、山川美由紀、垣内清美、高橋淳美、定野久恵、橋谷田佳織、新田芳美、海野ゆかり、淺田千亜希、岸恵子、森岡真希、中谷朋子、池田紫乃、池田浩美、堀之内紀代子、佐々木裕美、田口節子、松本晶恵、山下友貴、水野望美、米井里実、深尾巴恵、前原哉、笠野友紀恵
【下位】
小神野紀代子、大山博美、角ひとみ、入船幸子、道上千夏、三松直美、永井聖美、坂咲友理