村松修二が渾身のまくり差しで大金星V！！

6日間シリーズの優勝戦は、思いがけない結末となった。シリーズは井口佳典が初日から牽引役となって、山田哲也がこれをぴったり追尾する格好で頂上決戦へ。

多くのファンが井口の優勝を疑わなかった大一番。本番の進入で流れが変わった。S展示でスローの3コースだった新田泰章が、本番になって3カドを選択。そのまま一気に伸ばしてまくりを仕掛けるが、このマークにつけた村松修二が好展開を冷静に突き、一気に差し抜けた。仕掛けた新田はそのまま2着をキープ。人気の井口は、必死に追い上げたが3着止まりとなった。

村松はレース前、「新田さんの助言のおかげで、冷静に走れます」と話していた。そしてその同県の先輩・新田の仕掛けによって、デビュー初優出にして初V。しかも、井口と山本浩次というSGホルダー2名を下しての大金星となった。勝利後の談話は次の通り。「ホントに緊張した。(緊張を)どう抑えるか必死でした。今も(優勝した)実感がない。ハンドル切る位置が少し早かったけど、展開があってよかった。丸亀ではよくコケたけど、これで恩返しができたと思う。もっともっとモチベーションを上げて、いいレースをしていきたい」。