桐生
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安田政彦が通算66回目のV!!
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6日間のロングシリーズで熱戦を繰り広げた「第18回東京スポーツ杯」の最終日(24日)は朝から強風が吹き荒れた。追い風10メートルが吹いた1Rから安定板が装着され、2Rからは2周戦となる処置が取られたが、10Rから通常の3周戦に戻り、第12Rの優勝戦は追い風6メートル、安定板装着の3周戦で行われた。
進入は3対3の枠なり。前日から「足は平凡です」と機力を不安視していたインの今坂晃広だが、今節光っていた抜群のS勘は冴えており、コンマ14のトップSを決めた。先マイ態勢に持ち込むかに見えたが、3コースから芦澤望が強烈なツケマイを炸裂。今坂は引き波に沈み、その懐を安田政彦が強力な足で差してきた。展示タイムは荒れ水面のために陰をひそめたが、トップ級の機力はこの日も健在。バックで芦澤、安田、さらに最内を差した待鳥雄紀の3者が並んだものの、安田が機パワーで2者を置き去りにして2M先マイ。今年3月以来、66回目の優勝を飾った。
レース後の安田は終始笑顔。「気配は一番良かったですよ。もう44歳だけど、まだ僕もやれそうですね」。今回は機パワーに助けられての優勝劇となったが、まだまだ衰え知らずの男は今後もひたむきにボートに向き合っていく。