魚谷智之、森脇まどかが優勝！！

「男女W優勝戦」の最終日。優勝戦の先陣を切った男子勢の激突は、コース争いから火花を散らした。2本のS特訓、そしてS展示と3通りの進入スタイルがみられたが、本番は枠ナリの全艇スローとなった。スリットは好枠3艇が優勢な隊形から、インの魚谷智之が一気に押し切り、そのままVゴール。2着には外マイ握った岡村慶太が粘り込んだ。3着争いはまくり差した渡邉睦広に対し、山本浩輔が執拗に追いすがり、2周1Mで逆転の3着を奪い取った。

勝った魚谷は、「慌てることなく、コンディションに対応できたのがよかった。11月2日に40歳になったけど、何も変わらない」と、勝利後に語っていた。

続いて最終レースで戦われた女子の優勝戦。勝ったのは森脇まどかだった。今節は約80日間の長期欠場明けで復帰一戦目だったが、初日を連勝発進とすると、予選、準優と順調に勝ち、最後も人気の寺田千恵を抑えて逃げ切った。追撃一番手は2コースから差した赤澤文香だったが、これに対してまくり差し追撃の堀之内紀代子が執拗に追い込み、2周1Mは両者が競り流れる格好に。そこをすかさず浮上したのが寺田で、ここで2着はほぼ確定。そして3着争いは次の2周2Mまで持ち込まれる。先に回る赤澤に対し、堀之内が再び突進を試み、これが奏功して堀之内が3着ゲットとなった。

勝った森脇は「昨日(5日目)よかったので、そのままいった。優勝すると思ってなかったので本人もびっくり。今後も1走1走一所懸命がんばります」と話していた。