加藤雅之が久々のVへ意欲！

上々のコンディションで争われた5日目は、2つの準優勝戦がメーン。11Rは1号艇の加藤雅之が2Mで抜け出して1着。続く12Rは宮地元輝がインから逃げて快勝し、この両者で優勝戦の内水域を固めることに。また若林将や永田秀二の地元両者や、秋山直之も準優勝戦を勝ち上がってファイナルにコマを進めた。

優勝戦は1号艇から宮地、加藤、永田、秋山、若林、下河雅史という並び。エンジン的には加藤がトップ評価で、加藤自身も「こんな仕上がりは久々。出足が特にいい」と仕上がりには大満足の様子。99年1月桐生以来となる超久々の優勝を狙っての一戦になる。また、行き足から伸びにかけての仕上がりがいいのが永田。こちらも純地元の当地で「優勝したいですね」と気合は十分。

この加藤、永田の両者がパワー2強、そして宮地や下河も悪くない気配だが、秋山や若林は「足は良くない」とパワーに不満をこぼす。優勝戦開始まで、パワーアップへ向けて懸命な調整作業が続くこととなりそう。

江戸川2度目のVを狙う1号艇の宮地だが、「永田には伸びられるし、永田に合わせたスタートを行きたい」と同じ100期の永田を警戒。一方の永田は「出足が甘いし、勝つならまくり」とこちらも宮地に対して真っ向勝負を挑む構え。両者とも強気なタイプだけに、両者で競り合いになる可能性も十分か。出足抜群の加藤や、パワー面で不安のある秋山や若林、そしてコースが遠い下河はこの両者の競りを待って1M間隙を突きたいところだろう。

エンジンパワーランキング
【超抜】
加藤雅之、永田秀二
【中堅】
藤井勝巳、鈴木博、山下和彦、大石和彦、熊本英一、安東幸治、長尾章平、平瀬城啓、下河雅史、宮地元輝、松崎祐太郎、北山康介、中村晃朋、細川明人、永瀬巧
【中堅】
岡孝、北岡淳、中西長松、井川大作、秋田健太郎、後藤正宗、芹澤克彦、松本博昭、樋口範政、南部圭史、若林将、松本弓雄、桑原悠、平野恭兵、松尾光広、宮野仁、齋藤達希
【下位】
諏訪忠宏、森仁志、樋口亮、秋山直之、吉村茂樹、原豊土、高倉孝太、梅内駿佑、板倉敦史
【ワースト】
武重雄介、伏島祐介