今垣光太郎が好調ペースを披露！

蒲郡では02年と04年のメモリアルを制している今垣光太郎がペースを上げてきた。5日目5Rは4カドから2番差し。2コースから差した吉川元浩が抜けたかにみえたが、バックでじりじりと追いつき2マークを先マイした。「伸び型でした。吉川選手より伸びましたね」とレースを振り返った。

しかし、足には不満が残った。「やっぱりチルト0だと軽い。ターン回りが悪くて、やっとこさ差した感じでした」と。そこからは素早かった。「蒲郡は5Rまでは回らない。でも、9Rからはめちゃくちゃ回る。同じ調整では走れない。後半はマイナスにします」とも。蒲郡を知り尽くした男の言葉だった。5号艇だった後半9Rは差し粘って3着。「マイナスにして乗り心地が良くなった。今なら中堅上位ありますね」と笑顔がこぼれた。「5、6号艇がカギ。ここで大敗しなければ」と青写真を描く。ひとまず5号艇はクリアした。3日目8Rは6号艇が待つ。「ここで3等を取れれば大きいですね」と、大きな目が輝いた。

その今垣、7月の三国オーシャンカップでは準優でボートレース史に残る激闘を演じた。川崎智幸に敗れ、優出を逃したが三国のファンを熱狂させた。「もちろん、三国よりは気が楽です。三国は17年ぶりのSGで準優に乗らんと、優出せんと、とそればっかり考えてましたから」と、リラックスして入ったドル箱水面。中堅上位の足でレースに集中する光太郎スタイルを貫くことができれば蒲郡3度目のビッグ制覇も夢ではない。

エンジンパワーランキング
【Aクラス】(上位級)
今垣光太郎、仲口博崇、太田和美、瓜生正義、坪井康晴、中島孝平、柳沢一、岡崎恭裕、峰竜太、篠崎元志、下條雄太郎、遠藤エミ
【Bクラス】(中堅級)
今村豊、松井繁、濱野谷憲吾、川北浩貴、角谷健吾、山崎智也、深川真二、石渡鉄兵、辻栄蔵、徳増秀樹、原田幸哉、魚谷智之、吉川元浩、白井英治、重成一人、池田浩二、寺田祥、赤岩善生、谷村一哉、齊藤仁、須藤博倫、森高一真、市橋卓士、中野次郎、石野貴之、赤坂俊輔、川上剛、毒島誠、山田哲也、平本真之、新田雄史、茅原悠紀、桐生順平
【Cクラス】(下位級)
田頭実、烏野賢太、平尾崇典、井口佳典、丸岡正典、山口剛、西山貴浩