桐生
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混戦シリーズを制したのは久田敏之!
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優勝戦が16日に行われ、絶好枠の久田敏之がインから逃げ切って通算14回目のVを決めた。
6号艇の柴田光が準優戦と同様に進入で動きを見せて、スローの2コース。2号艇の土屋太朗が3カドに引いて16カド2345の並びとなった。コンマ18のSを決めた久田に対し、3カド奇襲の土屋太はツケマイに出た。それを牽制して全速マイを放った久田はやや流れ、最内から田嶋茂が切り込んできた。2Mで内から迫る田嶋を振り切ろうと強引に握った久田だが、またもや大きく流れてスタンド側のフェンスのギリギリまで舟が飛んでしまう。だが、そこから強力な伸び足がうなった。2Mで内々を回った田嶋、金子拓矢がホームで台頭してきたが、グイグイと伸びて体勢を立て直し、2周ホームで内を締めて1Mを先マイ。激戦に終止符を打った。
今大会は断然V候補の山崎智也が4日目に負傷して帰郷するアクシデントがあり、準優戦も波乱。V争いが混沌とした激戦シリーズを象徴するようなファイナルであった。優勝した久田は今年2度目のV。5月のゴールデンウィーク開催では準優でFを切ってしまったが、地元戦できっちりと雪辱を果たした。4月の大村で右足首をケガして一時はA1級を諦めていたが「ケガをして、普通に走れる喜び、幸せを再確認しました」としみじみ。この優勝で完全復活といきたい。