大峯豊がトップで準優入り！

2日目終了時点で大峯豊、枝尾賢、川名稔が得点率トップに並んでいたが、機力で大きく上回る大峯が3日目を連勝、枝尾と川名は崩れて大峯が堂々のトップ通過となった。前半6Rは差して1着も、ピット離れはそれほど目立っていなかった大峯。しかし「別のペラ調整を試してみたら、失敗でした」と原因は明確。後半12Rはイン先マイからバックで後続を大きく引き離す圧勝劇を演じ、「ペラの形を元に戻して、ピット離れも含めて全部がいい足になった」とリカバリー。予選を終えた時点で早くも優勝の期待が高まっている。

2位通過の枝尾は「足は大峯選手が別格。周年で優出したエンジンと思うと、もの足りない」と劣勢のまま。11Rはインで人気を集めたものの、山谷央にまくり差され、さらに田頭実の伸びに屈して3着に後退。レース後は「中堅もないのかも」とトーンダウン。それでも、「準優1枠だし、とにかくSを頑張る」と気を入れた。

川名が5、4着と崩れた事で淺香文武が3位に浮上、準優1枠を得た。「足は悪くないけど、体感がずっとしっくりこない」と乗り心地の面に不安を唱える。「また調整を考えます」と、不安解消に余念がない。

他の準優進出組で機力が光るのは、乙藤智史、豊田訓靖、長谷川充。乙藤は「部分部分でいい人がいるけど、上位に近い足してます」とトップ級ともそん色ない動きを披露。豊田は勝率を覆すパワーを発揮。特にいいのはターン回りだ。「乗りやすいのがいいです」と、地元での優出を狙う。長谷川は「ペラの形を変えても足はいい。今回は低勝率機が多い分、その中ではいい部類でしょう」と表情も余裕がある。

なお、三浦高志は負傷のため帰郷となった。

エンジンパワーランキング
【上位】
大峯豊、乙藤智史、豊田訓靖
【中堅】
長谷川充、森脇徹、永井彪也、黄金井力良、田頭実、淺香文武、関裕也、関道
【中堅】
土性雅也、谷口健一、山本章博、奈須啓太、木下繁美、谷口勝、山崎善庸、枝尾賢、佐藤旭、田中和也
【ちょっと不満】
森秋光、染川直哉
【厳しそう】
小林享、今坂晃広、下出秀明