ボートレース浜名湖

浜名湖

田頭実が痛恨のフライング!

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気温30度前後、向かい風は初日と同じ気象条件だったが、10Rで波乱が起こった。やや強めに吹いていた風がレース直前にピタリと止み、5号艇でインを奪った田頭実が他艇を1艇身置き去りにしてトップスタート。そこから逃走態勢に持ち込んだが、コンマ01のスリットオーバーで痛恨のフライング。「2回連続で切ってしまって…」と当地では前回戦に続く勇み足に天を仰いだ。「2回放ったけど…。行き足がきてたんだろうね」と足が良くなった分、スタート巧者の勘を狂わせる結果となってしまった。

それにしても、2日目は0台から10台のスタートが多く、スタート勘は全体的に良くなっている印象が強い。変わらず「フライングを切るつもりじゃないと」と起こすタイミングを早めに設定する声が複数あったが、これは押し並べてパワー不足のエンジンに乗る選手から出ていた。12Rの須藤隆雄は「内だと包まれちゃう。スタート全速で行ってもあの展開だからね」と、好調機相手には白旗を揚げる。

ピット離れからレースを支配するのは大峯豊。2日目は2走ともトップゴールで、笑顔が弾けた。「ピット離れから順調です」と納得の仕上がりだ。ベテランの川名稔も連勝で大峯と同じくオール2連対。「足はいいですよ。特に出足がね」と穏やかな笑みを浮かべ、後半12Rではカドから果敢にまくり出て、道中は枝尾賢に競り勝つ圧倒的なパフォーマンスを披露。「前半より良くなってますね」と笑顔が絶えない。競り負けた枝尾もオール2連対だが、「やっぱり足は劣勢。ピット離れが良くなったけど、乗り心地が悪くなってました。また調整します」と機力は平行線のままだ。

大峯、川名、枝尾の3者が得点率で上位に並び立ち、予選トップ争いは激化しそう。機力で大峯が優勢とみるが、4位につける淺香文武も僅差で追っているだけに、予断は許さない。

なお、江並浩一と秋元哲が病気のため帰郷となった。

エンジンパワーランキング
【上位
大峯豊、乙藤智史、川名稔
【中堅
森脇徹、永井彪也、黄金井力良、田頭実、淺香文武、谷口健一、山本章博、関裕也、関道、豊田訓靖、長谷川充
【中堅
奈須啓太、木下繁美、谷口勝、山崎善庸、枝尾賢、佐藤旭、田中和也
【ちょっと不満】
森秋光、土性雅也、染川直哉
【厳しそう】
三浦高志、小林享、今坂晃広、下出秀明