今節の主役・鎌田義が連勝スタート!

初日は前半が追い風、後半が向かい気味と風向きが変化。選手のスタート勘を狂わせる形となったが、今節の主役・鎌田義はものともせずに連勝発進を決めた。ドリーム戦はフライングを持っているとは思えない0台の踏み込みでイン快勝。足も間違いなく上位に入る気配で、優勝の最有力候補となった。

そのドリーム戦で鎌田に迫ったのが深井利寿。前半は調整を失敗したが、後半までに戻して「行き足から伸びが良くなった」と。対戦した土屋智則や黒崎竜也にも「深井さんが伸びていた」と言われており、機力では鎌田にも匹敵する。

森貴洋も初日は連勝。「好枠だったから勝負だと思った」と理想通りの好発進になったが、「行き足から伸びはいい人にやられる」と仕上がり自体は上位とまではいかなそう。気配の良さなら國崎良春。抜群エンジンを手にした前検は「こんなものなのかな」と半信半疑だったが、初日は朝から感触良好。レースに行っても「出足、乗り心地がいいし、スリット近辺の足もいい。十分です」と納得。やはり24号機は将来的にエース機と呼ばれるエンジンになりそうだ。伏兵では「伸びがいい」と言う堂原洋史や、「行き足や出足に余裕があって、乗り心地はメチャクチャいい」と笑顔を見せた森田昭彦が不気味な存在。

地元総大将の金子良昭は初戦1着にも浮かない表情。「ターンの感覚が良くないんだよな」と、ドリーム戦はギアケースを交換して臨んだが、結果は6着。エンジンのパワーがなさそう。初戦転覆の小宮淳史は「最悪、全部ダメだった。多分ワーストに近いと思う」と素性の良かったエンジンを壊してしまった様だった。

エンジンパワーランキング
【上位】
國崎良春、鎌田義、渡邉雄朗、後藤浩、深井利寿
【中堅】
鳥居智恵、長谷川巌、関谷聖二、高濱芳久、宮井健雄、森田昭彦、香川素子、塚崎勝、村上純、土屋実沙希、黒崎竜也、堂原洋史、鈴木賢一、森貴洋、古結宏
【中堅】
二橋学、山川美由紀、矢橋成介、山本英志、堀本裕也、中井俊祐、柳橋宏紀、藤田靖弘、半田尚也、信濃由行、土屋智則、田路朋史、島田賢人、鈴木裕隆、庄司孝輔
【厳しそう】
金子良昭、高田悌二、西茂登子、久保田美紀、高橋直哉、小野真歩、笠野友紀恵、小宮淳史、今泉徹、寺嶋雄、庄司樹良々