中村尊が予選首位を奪取!

「第48回日刊スポーツ杯」は予選最終日の攻防が争われ、準優勝戦進出のベスト18が出揃った。3日目はこの時期にしては珍しく、朝から強いホーム追い風が吹き付ける悪コンディション。第1Rから安定板を装着してのレースとなった。その強い風の影響があってか、この日は前半レースから波乱が続出。第1R「目玉レース」から3連単万舟券ではじまって、その後は内寄りコースの伏兵勢が活躍した。もっともその風も次第に弱まり、10R以降は安定板が取り外されて、通常のレースが行われた。

ポイント争いの方は、戦前からの予想通りに混戦模様。前日まで得点率首位だった進藤侑がポイントを落として、中村尊が首位を奪取。以下、長尾章平、竹上真司が2、3位に続いて準優勝の1号艇を獲得した。ボーダー付近でも勝負駆けに出た選手が好走を連発。古澤光紀、平岡重典、深川和仁に替わって、21位・今泉徹、23位タイ上條信一、25位・磯村匠がジャンプアップしてベスト18に入った。

準優は当然のように好枠番トリオが人気の中心となるが、外枠にも好機力のダークホースが居並ぶだけに過信は禁物。9Rなら明石正之、10Rなら磯村。もっとも11Rの中村はしっかりと逃げそうだが、ここにもやはり阿波勝哉がいるだけに波乱もありうる。果たして優出のベスト6はどうなるか。

エンジンパワーランキング
【上位】
中村尊、長尾章平、明石正之、深川和仁、進藤侑、磯村匠
【中上級】
飯山泰、宇佐見淳、関裕也、永嶋裕一、田上晋六、中村真、竹上真司、桂林寛、阿波勝哉、吉川喜継、小宮淳史
【中堅】
木下陽介、沢田昭宏、今泉徹、倉尾良一、矢橋成介、畑和宏、三好勇人
【中下級】
古川誠之、平岡重典、古澤光紀
【下位】
関道、小林享、佐藤隆太郎、桑原将光